子育てを一人で頑張っているお母さん!!
働いているのは同じなのに、子供の世話は自分ばかり……。
休日も夫だけ昼まで寝ていて、スマホをいじっている。
ただでさえ大変な子育てで、夫の協力が得られないのはとても辛いことです。
夫にイライラが募り、夫婦関係もギクシャクしてしまうことでしょう。
そんな日々が続けば、「離婚」の2文字が頭に浮かんできますよね。
しかし、子供の将来や周囲の目など、簡単には離婚に踏み切れない場合もあります。
悩むのは当然です。
そこで今回は
ワンオペ育児で離婚する際の疑問点
・ワンオペ育児とは何か
・ワンオペ育児による離婚率はどれくらいか
・離婚するメリットとデメリット
・関係修復のためにできること
・離婚する場合の流れ
などについて紹介します。
頑張っているお母さんの負担が少しでも減りますように。
「ワンオペ育児」って何?
「ワンオペ育児」とは、「ワンオペレーション育児」の略称です。
「ワンオペレーション」は、あるブラック企業から生まれた言葉です。
注文受付から調理・提供など本来ならば複数人で分担する作業工程を、一人で担当している状態を表します。
そこからTwitterを中心に、おむつ交換や入浴・寝かしつけなどの育児工程を一人で担当している状態を「ワンオペ育児」と表現するようになったのです。
あなたは当てはまる?ワンオペ育児チェック
自分が現在ワンオペ育児状態なのか、判断できない方!
以下のチェックリストに一つでも当てはまったら要注意です。
ワンオペ育児 チェックリスト
1)旦那が家にいない時間が長い
2)子供を保育園や病院に連れていくのはいつも自分
3)両親や義両親の協力が望めない
4)夫に子供の世話を任せられない
5)自分の時間がほとんどない
それぞれ解説していきます。
1)夫が家にいない時間が長い
家に夫がいる時間が少ないことは、ワンオペ育児の大半のケースに当てはまります。
仕事で残業が続いていたり、仕事後の飲み会などで帰りが遅くなってしまうのです。
また、休日も友人との交流や会社の付き合いに出かけてしまうとなると、ほとんど家にいないことになりますね。
気が付いたらいつも、自分と子供だけ家に取り残されている。
そう感じたら、ワンオペ育児の状態なのです。
2)子供を保育園や病院に連れていくのはいつも自分
保育園の送り迎えや、病院に連れて行くのが自分ばかりという場合も、ワンオペ育児状態です。
保育園の送り迎えは、朝・夕方の一日2回、さらに毎日のことですから負担の大きい仕事といえます。
夫の協力が少しも得られないとなると、かなり大変ですよね。
病院へ連れていくのも、症状によっては家から遠いところにいかなければならない場合もあります。
それに加えて、病院が嫌いな子が大半ですので、診察前に癇癪を起してしまうことも考えられますよね。
不安な中、一人で子供をなだめながら病院まで連れていく……。
これらを常に一人でこなすのは、あまりにもあなたの負担が大きすぎます!
3)両親や義両親の協力が望めない
両親や義両親に、育児の手伝いを頼むことができないと、ワンオペ育児に陥りやすいです。
関係が良くなかったり、物理的に住んでいる距離が遠いなど、手伝いを頼めない理由はご家庭により様々でしょう。
また、社会的な変化も大きな要因です。
核家族化が進んでいる現代と、祖父母と同居が一般的であったひと昔前では、現代の方が育児に対する負担が母親に傾きやすいのです。
子供の祖父母に育児を頼めない状態も、ワンオペ育児に当てはまるのです。
4)夫に子供の世話を任せられない
夫が家にいても、育児を頼めないという方も多いです。
夫の方が普段子供と過ごす時間が短いために、世話の仕方を心得ていないという場合ですね。
泣いているときのあやし方も、話しかけ方も分からず、慌てふためくのみ……。
結局は自分がやるしかなくなってしまう状態です。
旦那さんに育児をする能力がないという場合も、当然ワンオペ育児になります。
5)自分の時間がほとんどない
ワンオペ育児になると、気が付いたら常に子供と一緒にいて、自分一人でゆっくりできる時間がなくなっています。
最後にゆっくりお風呂につかったのはいつですか?
ゆっくりご飯を食べたり、美容院に行ったり、時間を気にせずに寝る時間が少しでもとれましたか?
小さい子供からは目が離せないので、常に面倒をみる必要があります。
休憩時間や休日がとれていないのであれば、まさにワンオペレーション状態なのです。
ワンオペ育児に悩むのは、甘えじゃない!
上記の項目に一つでも当てはまれば、あなたはワンオペ育児をしています!
十分頑張っている状態です。
母親として不完全だったり、甘えているわけでは決してありません!!
・専業主婦なのに、自分の作業効率が悪いから一人で育児ができないのだと責められる。
・働いているのに、なぜ育児と家事もこなせないのかと言われる。
夫や義母からこのようなことを言われているのであれば、それはモラハラです。
専業主婦をしたことのない夫に、その大変さが分かるはずがありません。
仕事と家事・育児の両立を体験したことのない義母も同様です。
ワンオペ育児に苦しみ、助けが欲しいと思うのは当然のことです。
決して自分を責めないようにしてください。
ワンオペ育児は離婚の原因となる
一人で育児に追われていると、結婚している意味が見いだせなくなりますよね。
ワンオペ育児は離婚の主要な原因に成り得ます。
以下、具体的に説明しましょう。
離婚原因の約60%がワンオペ育児に当てはまる!
ワンオペ育児原因で離婚する確率は、とても高いです。
下記は離婚サイトを訪れた方へ、離婚の原因をアンケートした結果です。
上記データより、離婚理由の7位は「子どもの問題」、8位は「家庭生活に問題がある」となっています。
「子供の問題」は育児に参加しないことが当てはまります。
夫が家におらず、すれ違うことで「家庭生活に問題が生じる」ことも離婚原因にランクインしています。
また4位には「精神的な暴力・ストレス」がランクインしており、育児に関するモラハラ発言もこの項目に当てはまるのです。
5位に入っている「親族との関係」では、育児に関する義母のモラハラなども当てはまります。
以上より、ワンオペ育児に関係する内容は離婚率の約60%を占めているので、離婚の主要な原因に成り得ます。
ワンオペ育児で妻が離婚したいと思う理由
ワンオペ育児により妻が離婚を決意する理由には、主にどのようなものがあるのでしょうか?
理由別にみていきましょう。
体力の限界を感じて
体力の限界を感じて離婚を考える声が、多く挙がっています。
仕事と育児に追われている方はもちろん、専業主婦の方もほとんど休みがない状況に疲弊しています。
そんな中、家事もしない夫であれば、夫の身の回りのことも自分がやらなければいけないことになります。
育児で大変なのに、旦那さんの世話までやってられないですよね。
離婚をすることで、夫の世話や気を遣うことがなくなった分、体力的に楽になるようです。
育児と家事に追われて、体力の限界を感じることが、妻が離婚を思い至る主要な要因となっています。
夫への愛情がなくなったから
ワンオペ育児の中で、夫への愛情がなくなると、離婚に繋がります。
本来、育児は2人で協力して行うものです。
しかし、中には奥さんの負担が大きくて当たり前と考えており、「お手伝い感」が抜けない夫もいます。
2人の子供であるのに、一緒に育てる気が夫になければ、今後が思いやられますよね。
また、乳幼児期は離婚せずに乗り越えても、ワンオペ育児だったことが原因で後に離婚に至るケースもあります。
自分が辛い時期に協力してくれなかったことで夫に抱いた不信感は、なかなか消えてくれないものです。
ワンオペ育児により夫への愛情がなくなることで、妻は離婚を考えるようになります。
結婚していても孤独だから
ワンオペ育児による孤独感も、離婚に至る要因です。
夫がほとんど家にいない場合、妻は家の中で子供と2人で過ごす時間が長くなります。
子供がまだ小さいため、言葉を話すことができません。
そうすると、自分の話を聞いてくれる人がいなくなってしまいますね。
育児休暇であれば尚更、社会からも取り残されているような気分になります。
結婚しているのに、孤独……。
結婚生活の意義を見出せずに、離婚に至るケースも多いのです。
離婚するメリット、デメリット
ワンオペ育児が原因で離婚したい!
そう思うのは当然ですが、なかなか簡単には決断できないですよね。
離婚することで生じるメリットとデメリットを整理していきましょう。
離婚するとストレスから解放される
離婚するメリットとしては、以下が挙げられます。
離婚するメリット
・ストレスから解放される
・子供に喧嘩している姿を見せなくて済む
それぞれ解説していきます。
ストレスから解放される
離婚することで、夫から受けるストレスから解放されます。
ワンオペ育児では、
・結婚しているのに、家に全然いない
・家にいるのに、何もしない
・父親なのに、積極的に育児に参加しない
・非協力的なのに文句ばかり言う
など、夫がいることで生じるストレスがたくさんあります。
期待してしまう分、裏切られたときの落胆は大きいものです。
夫がストレスの原因であるならば、離婚することで解消されます。
子供に喧嘩している姿を見せなくて済む
夫への不満が蓄積すると、喧嘩も増えますよね。
夫婦喧嘩をしている姿は、子供には見せないほうが良いでしょう。
また、不穏な空気を察して取り繕うとするなど、他人の顔色を過剰に気にするようになりました。
私の両親は、私が子供の頃から喧嘩が絶えない夫婦でした。
一人っ子である私は喧嘩が始まる度に、怖くて部屋にこもっていました。
子供が伸び伸びと過ごす環境を用意してあげるためにも、まずはあなたがが幸せになる道を見つけましょう。
離婚すると、金銭的に困窮し子供の父親を奪ってしまう
離婚するデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。
離婚するデメリット
・経済的に苦しくなる
・子供に寂しい思いをさせてしまう
どちらも離婚を躊躇うのに、十分なデメリットですよね……。
経済的に苦しくなる
離婚をすると経済的に苦しくなる可能性が高いです。
収入の高い仕事についている方は問題ないですが、離婚をすると夫の収入には頼れなくなります。
これからの生活費や子供の教育費を思うと、経済面は重要です。
上の図から、すべて公立の学校に通ったとしても、教育費だけで200万円近くかかることが分かります。
現在専業主婦の方であれば尚更、生活に困窮する可能性があるのです。
子供の将来を思うと、経済的な不安が大きく、すぐに離婚するのは躊躇いますよね。
子供に寂しい思いをさせてしまう
もう一つのデメリットとして、離婚をすることで子供に寂しい思いをさせてしまうことが挙げられます。
いくら夫婦仲がこじれていようと、子供にとって父親はたった一人です。
離婚をすると父親となかなか会えなくなるため、我慢をさせてしまうことになります。
これは、子供の発達過程から見ても極自然なことです。
乳幼児期は親からの愛情を受けて、他人への信頼感や安心感を形成していく時期です。
その時期に両親の離婚を経験することで、子供は大きな不安感に襲われます。
子供のために離婚をするとしても、子供から父親の愛情を奪うことになることは、覚悟をしておきましょう。
離婚を考える前に!関係を修復できる方法も試そう
離婚をするにしてもデメリットがつきものです。
そのため、離婚をせずに済むに越したことはありません。
家族の幸せのために、以下の方法を是非試してみてください。
自分の時間をつくる
追いつめられているときは、まず自分の時間を確保しましょう。
自分の時間が作れない中では、ストレスが溜まり、冷静な思考ができなくなります。
時間の作り方としては、
・数時間だけでも、誰かに子供の世話を頼む
・家事代行サービスを利用する
などがあります。
夫や両親・友人などに、思い切って子供の世話を任せてみましょう。
また、家事代行サービスを利用すれば、数時間単位で家事全般を実施してもらうことができます。
今後について考えるためにも、まずは疲れた自分を回復させるところから始めましょう。
ワンオペ育児になっている原因が、妻側にもある場合の対処法
妻側もワンオペ育児になる原因を作っている場合があります。
そのため、まずはしっかりと、夫婦で話し合いましょう。
夫側の言い分では、主に以下の内容が挙げられます。
・育児に参加しようとしても、いつも妻に怒られてしまう
・子供への接し方が分からない
・一日中家にいるのに、なぜ家事が溜まるのかが分からない
……分かります、今すぐ怒りたい気持ちは!!
そこを一旦抑えて、対処法を一緒に考えていきましょう!
論理的に説明をして、誉める
やっと重い腰を上げて育児に参加したものの、やり方が違って妻に怒られるため、やる気がなくなる。
あなたの夫に当てはまりませんか?
そういう場合は、論理的に説明をして、とにかく褒めて育てましょう。
「育児で大変なのに、夫にまで気を遣えるか!!」
そんな声が聞こえてきそうですが、是非一度、先輩夫婦の体験を参考にしてみてください。
妻と同じことをしているのに、「イクメン」と表現することに不快感を示す方もいらっしゃるでしょう。
しかし、夫のモチベーションを上げる声かけをすることで、将来的にあなたの負担が減るのならば、誉め言葉も使う価値があるはずです。
他の人のやり方が違うために、余計仕事が増えるということは、社会でもよくありますよね。
いっそのこと、自分でやってしまいたい気持ちは分かります。
その方が早いですから!
しかしそれでは、長い目で見るとあなたの利益にはなりません。
誰しも経験のないことは、失敗をするものです。
あなたの常識が相手の常識であるとも限りません。
男性は、論理的に物事を捉えるのが得意なため、「こうするとこうだから、こうしてね。」と筋道立ててやり方を伝えると効果的でしょう。
夫の教育をするのは大変ですが、将来への投資と思って試してみてはいかがでしょうか。
子供の感情と接し方を教える
子供への接し方が分からない夫に対しては、その時発している子供の感情と接し方を教えてあげましょう。
乳児期の子供は言葉が話せないため、子供と一緒にいる時間が少ない夫が戸惑うのは当然です。
呆れたりせずに、泣いているときはどんな時で、どういうふうにあやしてあげると良いのかを伝えましょう。
子供への接し方が分かってくれば、自然と育児に参加するようになるでしょう。
一日主婦体験をしてもらう
専業主婦の大変さを想像できない夫には、一日だけでも体験してもらいましょう。
家事をやっている途中で子供が泣き出したり、食事を中々食べてくれなかったりと、自分のペースでこなすことはほとんどできませんよね。
家事と育児を両立することは本当に大変です。
男性は女性に比べて、想像力や共感力が低いとされているため、自分が体験したことのない事はイメージがつきにくいのです。
楽だろうと思っているのであれば、是非一度体験してもらいましょう。
一日だけでも根を上げる夫が多いでしょう。
支援団体に相談する
夫と話し合ってもうまくいかない場合は、子育ての悩みに関する支援団体を頼りましょう。
市町村の家庭相談所やNPO法人など、子育てに悩むお母さんを支援する団体はたくさんあります。
市町村ごとに設置されている「子育て支援センター」では、子育て全般に関する悩みを保育士や保健師などに相談することができます。
対面での相談に抵抗があれば、電話相談がお勧めです。
視野が狭まっていると気が付かないものですが、育児に悩む人を支援する制度は探せば見つかるものです。
切羽詰まったら、支援団体に話を聞いてもらいましょう。
離婚する場合の流れは3種類
話し合いや相談の末に、離婚が最良の選択肢となることもあるでしょう。
その場合、以下の3通りの流れがあります。
離婚の流れは3通り
1)双方の話し合いで合意に達した→協議離婚が成立
2)話し合いで合意が得られない→離婚調停を申し立てて家庭裁判所に仲介してもらう
3)離婚調停でも合意に達しない→離婚裁判を起こす
それぞれについて解説していきます。
離婚条件の合意が得られれば、協議離婚が成立する
双方の話し合いで合意が得られたならば、協議離婚が成立します。
離婚協議書を作成し、役所に離婚届けを提出すれば離婚成立です。
調停費用や裁判費用がかからず、最も早く離婚できる方法なので、できれば協議離婚で済ませたいものです。
しかし、夫婦のみで話し合うため、どちかにとって不利な条件となってしまう可能性も高いです。
要点を押さえて事前に準備をしておく必要があります。
離婚協議書に沿って話し合う内容は主に以下の項目です。
・親権者
・養育費
・面会交流
・財産分与
・慰謝料
財産分与では、持ち家の場合の財産分与で損をしてしまうケースが多いです。売却するにしろ、どちらかが住むにしろ、取り分は家の評価額が基準になります。
持ち家の場合は、評価額を把握したうえで話し合いましょう。
また、離婚協議書には法的強制力がないため、離婚後のトラブルが起きやすいことも把握しておきましょう。
養育費や慰謝料の未払いで揉めるケースが50%以上を占めています。
離婚後のトラブルを避けたい場合は、離婚協議書よりも法的強制力の高い「公正証書」を役場で作成しておくとよいでしょう。
協議離婚は費用を抑えて最短で離婚できる方法ですがトラブルも多く、養育費や財産分与などの契約をきちんと確認する必要があります。
話し合いで合意が得られなければ調停離婚へ
双方の話し合いで契約の合意が得られない場合は、家庭裁判所に調停離婚を申し立てます。
養育費や財産分与などはお互い感情的になりやすく、話し合いで合意することは難しい場合が多いです。
そのため、家庭裁判所の調停委員に話し合いを仲介してもらう必要があります。
離婚申し立ての費用自体は3000円程度で、養育費等が未払いになった際も合意に至った調停証書には強制執行力があります。
弁護士をつける場合はそれに応じて50~100万円程度の費用が必要です。
申し立てから離婚成立まではおおよそ4~5ヶ月ほどになりますが、場合によっては長引きます。
調停を長引かせないために、弁護士をつけることも選択肢の一つです。
協議離婚に比べて費用と期間がかかりますが、他者の仲介が入ることで強制力を持った証書を作ることができるのが調停離婚です。
離婚裁判は最後の選択肢
双方の同意が得られず、調停離婚が成立しない場合は、離婚裁判を起こして法的に離婚を認めてもらう必要があります。
注意点として、離婚裁判を起こすには以下の5つの条件の内のどれかを満たす必要があるのです。
「あれ? ワンオペ育児は条件に入っていないの?」
そうなんです!!
夫が育児に非協力的であるという理由だけでは、離婚裁判には持ち込めません。
離婚をするためには、他の理由で訴訟を起こさなければなりません。
夫からモラハラを受けていたり、夫婦関係が苦痛で長期間別居している場合は、「婚姻関係が継続しがたい重大な事由」に当てはまる可能性があります。
まずは弁護士に相談してみましょう。
離婚裁判にかかる期間は平均で半年~2年間、弁護士費用に50~100万円ほどかかります。
時には泥沼化することもあり、体力と精神力をかなり消耗することになるでしょう。
離婚裁判を起こす場合はそれ相応の覚悟を持って臨みましょう。
子供のために、共同養育も視野に入れる
共同養育を意識した取り決めができれば、子供が片親から愛情を受けられずに孤独を感じることを防ぐことができます。
共同養育とは、離婚後も両親ともに子育てに関与することです。
離婚後に受ける子供のダメージは想像以上に大きいものです。
子供は、両親のうちどちらかを選ぶことなどできません。
選ばせるのはあまりにも酷なことです。
日本では共同養育に関する法律がなく、単独親権となっていますが、話し合いによって共同養育を実現することができます。
月に1回の面会でも、良いのです。
お互いにとって無理のない範囲で、子供の成長を見守る選択肢も考慮に入れてみてください。
まとめ
今回、ワンオペ育児により離婚を考えている方へ向けて、以下の内容をお伝えしました。
まとめ
・ワンオペ育児に悩むのは甘えではない
・ワンオペ育児は離婚原因の約60%を占める
・離婚することで生活が苦しくなる可能性がある
・夫婦関係は修復できる場合もある
・離婚する場合は、双方納得のいく答えを探す必要がある
ワンオペ育児に悩む方は多く、あなたと家族の幸せのために離婚も一つの選択肢です。
しかし離婚にはデメリットもつきものであり、時間やお金のみならず心身ともに消耗します。
まずは夫婦間で関係を修復することを検討してみましょう。
どちらを選ぶにせよ、あなたと子供が幸せになるために出した答えであるならば、きっと成果は出ます。