卒業シーズンが近づいてきましたね!卒業式に着る服はもう決まりましたか?
自分が着る服を考えるのも大変だけれども、子供が主役な分、子供の服はもっと考えてしまいます。
卒業生のママ友や親せきなどからおさがりがもらえれば楽なのですが、そうではない場合は準備しなければなりません。
また、男の子は本人に聞いても、「なんでもいい」など、
まったく興味のない返事が返ってきて困っている人もいるのではないでしょうか?
男子はスーツが多いと聞くけど、1回しか着ないのにもったいない。
一生の思い出だからちゃんと準備したいけれど、予算も抑えたい!
式典なのでTPOに合った服装を心掛けつつ、予算も気になるところです。
この記事では、そんなお悩みを解消するために、卒業式の服装を選ぶ時のヒントをご紹介します。
この記事からわかること
- 小学校卒業式の男子の服装の種類
- それぞれのメリット・デメリット
- 予算と選ぶときのアドバイス
みんなどんな服装をしてくるの?
卒業式は小学校生活最後の節目となる日ですから、いつも着ているようなジャージやジーンズなどカジュアル過ぎる格好は避けましょう!
その上で、小学生男子の卒業式の服装は、次の5つのタイプに分かれます。
- 中学校の制服
- ニット+ボトムス
- ジャケット+ボトムス
- スーツ
- 袴
それでは、それぞれについて見ていきましょう。
中学校の制服
地域によっては男の子のほとんどが中学校の制服を着てくるそうです。
せっかく奮発してスーツを用意しても、もし周りの子の多くが中学校の制服だったら拍子抜けですよね。
また、学校によっては中学校の制服の着用を推奨している場合もあります。
中学校の制服を利用するのであれば、予算はもちろん0円です。
ただし、中学校の制服を利用する場合、次のリスクがあるので注意が必要です。
注意
・学校が中学校の制服の着用を禁止している
・制服が卒業式までに届かない
中学校の制服着用を推奨する学校もあれば、禁止する学校があるのも事実です。
学校が禁止する理由としては、まだ中学校に入学していないから、ということだそうです。
また、中学校の制服を利用することについては、次のような批判もあります。
小学校の卒業式なのに中学校の制服を着るのは、さすがにおかしい。
私立に進学する子が合格校の制服を着て卒業式に出るのは、目立つし、どこの学校?とか噂されそう。
他にも、先に中学校の制服を着てしまうと、いざ入学した時に新たな気持ちになりずらいや、
他の子の多くがスーツなど私服できているのに我が子だけ制服だと浮いてしまう、というデメリットもあります。
メモ
メリット
予算0円
準備不要でラク
デメリット
学校から禁止されている場合がある
卒業式までに届いていない危険性がある
「小学校の卒業式なのにおかしい」などの批判がある
中学校の入学式で新たな気持ちになりずらい
周りの子が私服だと浮いてしまう
もし、中学校の制服を利用しようと考えている方は、次のことをしておいた方がよいでしょう。
チェックリスト
- 学校が禁止していないか確認する
- いつ制服が届くか確認する
- 周りのママ友に何を着ていくか聞いてみる
- 学校のホームページなどで過去の写真を確認する
ニット+ボトムス
ジャケットを羽織らずに、Vネックのニットやカーディガンを着用する子も多く見かけます。
ネクタイを締めればフォーマル感がでますね!
この場合もまた、次の2つのパターンがあります。
- 中学校の制服を利用する
- 私服のニットとボトムスを着用する
中学校の制服を利用する場合、
このように、上から下までしっかり利用するケースや、
ワイシャツとボトムスのみ利用し、ニットは私服を使うなど、バリエーションがあります。
このタイプであれば中学校の制服の着用を禁止している場合でも、問題ないでしょう。
また、私服のニットとボトムスを着用する場合も、
手持ちのアイテムを活かしてコーディネートを考えられるので、経済的です。
さらに、ニットとボトムスを新しく購入したとしても、
ちょっとしたお出かけに、今後も利用できます。
メモ
メリット
中学校の制服や手持ちのアイテムを利用できて経済的
新しいものを購入したとしても、お出かけの時など今後も使いやすい
デメリット
スーツなどと比べるとカジュアル感が強い
中学校の制服を利用する場合、卒業式までに届かないリスクがある
ジャケット+ボトムス
スーツのようなセットではなく、ジャケットとボトムスを組み合わせるケースです。
ジャケットを羽織るだけでフォーマル感はグッとと上がりますよね!
ジャケットを新しく購入するにしても、組み合わせによっては手持ちのボトムスを利用できるかもしれません。
メモ
メリット
ジャケットを羽織るとフォーマル感がでる
組み合わせによっては、手持ちのアイテムを利用できる
デメリット
ジャケットを購入する場合、お金がかかる
ニットと比べると、今後も使える機会が少ないことがある
スーツ
スーツを着て行って場違いとなることは、あまりないでしょう。
見た目がいいことは間違えありません。
ただその分、お金もかかります。
また、冠婚葬祭の時は学生は制服でいいので、今後必要となる機会はめったにないでしょう。
ですから、購入ではなくレンタルを選択する人も多くいます。
メモ
メリット
見た目がいい
安心感がある
デメリット
お金がかかる
今後に着用する機会はあまりない
ただし、店舗によっては、中学校の制服を購入すると卒業式の服を無料でレンタルできる場合もあるそうです。
もちろん地域やお店によりけりなので、念のため確認してみることをおすすめします。
袴
女の子の中には袴を着たがる子も多いのでは?
最近は、男の子でも袴を着たいという子もいるそうです。
このように、少数派ではあるでしょうけれど、見た目はカッコいいですね!
ただ、袴は学校が禁止している可能性があるので注意が必要です。
そして、もちろんお金も準備の手間も必要です。
メモ
メリット
特別感がある
見た目もカッコいい
デメリット
学校が禁止している可能性がある
お金がかかる
手間もかかる
それぞれの予算はどのくらい?
それでは、必要なアイテム別にそれぞれにかかる費用を検討していきます。
袴については、後ほど説明していますので、そちらを参考にしてください。
襟付きシャツ
どの選択肢を選んだとしても、襟付きのシャツは必要となるでしょう。
もちろん安上がりなのは、制服のシャツを利用することです。
ジャケットやボトムスは私服の物を着用したとしても、合わせてみておかしくないのであれば、
シャツだけは制服の物を利用する
と、いう方法もあります。
スーツをレンタルする場合は、ほとんどがシャツも揃っているので用意する必要はありません。
新たに購入する場合、値段の目安は2千円台~3千円台ぐらいです。
中古品の場合、制服のようなシンプルなものは千円以下で、ブランド品なら千円以上から販売しています。
ただ、中古だと体に合うサイズがない場合や、品質が落ちるケースもありますので、注意が必要です。
せっかく購入するなら、次のような少しデザイン性の高いもので、今後のお出かけに活かしてみては?
ボトムス
ボトムスは上に着るものによって、色々な選択肢があります。
色はダークカラーがおすすめですが、ベージュのチノパンを合わせるのもアリです。
ジャケットと合わせるのであれば、スラックスでなく、スリムパンツやチノパンの方がスッキリと見える場合もあります。
この場合、お手持ちのアイテムを活かせる方も多いのでは?
セーターと合わせるのであれば、スリムパンツだとカジュアル感が高くなるので、チノパンやスラックスとの組み合わせがおすすめです。
購入する場合、ブランドによってまちまちですが、
スリムパンツやチノパンであれば、1千円台~2千円台で購入できるものも多いでしょう。
ニット or ジャケット
式典なので、ニットやジャケットは落ち着いた色の物を選ぶことがおすすめです。
価格はニットであれば2千円前後のものから購入できます。
次のようなオシャレなニットも色々あるので、選ぶのも楽しくなりますね!
ジャケットは価格が上がって、4千円以上はかかるでしょう。
もしジャケットとボトムスを別々に購入するのであれば、スーツを購入するか、あるいはレンタルする方が安上がりかもしれません。
ちなみに、後ほど詳しく記載しますが、スーツを購入する場合は、上下セットにYシャツとネクタイセットで5千円前後から購入できます。
ただ、次のようなオシャレなジャケットもあるので、本人が気に入っているようであれば、購入するのもアリですね!
サイズ感は?
小学校の高学年になると、大きい子は大人よりも背が高かったりしますよね。
参考までに、ファストファッション各社のキッズ服のサイズ展開をまとめてみました。
UNIQLO・GU | H&M | ZARA | GAP |
100~160㎝ 10㎝きざみ |
115~170㎝ 5㎝きざみ |
116~164㎝ 6~8㎝きざみ |
120~165㎝ 5㎝きざみ |
また、楽天やAmazonでも110㎝から170㎝まで、10㎝きざみで商品展開しているお店が多くあります。
ネクタイは必要?
ネクタイは、必ず必要というわけではありません。
ただ、ネクタイがあるとより締まって見えることは間違えないでしょう。
キッズ用のネクタイであれば、千円以下で購入できるものも多いですよ。
革靴は必要?
卒業式は体育館で行われるので、式の時は上履きです。
全体写真も上履きでとることが多いでしょう。
ですから、靴はスニーカーでもおかしくありません。
しかし、せっかくスーツを着たのにスニーカーでは見栄えがしない場合もあります。
ただ、レンタルスーツでも靴は別途用意が必要な場合が多いです。
もし、中学校にローファーで通うなら、卒業式で先に履いて慣らしておくのもいいですね。
スーツは購入?レンタル?
スーツで行くと決めた場合、たった1回しか必要ないことを考えると、レンタルを選ぶ人も多いでしょう。
価格だけで見ると、購入もレンタルも5千円前後からと、さほどの大きな違いはありません。
購入の場合は、もちろん卒業式後も使えますので、親せきでお祝いの集まりなどがある方は、一組持っておくと便利かもしれません。
ただし、成長期なので、すぐにサイズが合わなくなってしまう危険性も高いです。
レンタルの場合、憧れのブランド品を低価格で着ることができるメリットがあります。
ただ、卒業式は各地の学校が同じ日に行われることも多いので、デザインやサイズによっては早めの予約が必要となるでしょう。
スーツのおすすめブランドは?
「みんなはどんなスーツを選んでいるの?」と、気になっている方も多いでしょう。
もちろん、UNIQLOやH&Mなどでもカッコいいスーツを購入できます。
ただ、あまりにもメジャーなブランドなので、他の人と被る可能性も…
そこで、ファストファッション以外のブランドを4つご紹介します。
Catherin Cottage (キャサリンコテージ)
まるで王子様のような上品な雰囲気。
そんなスーツを多く取り扱っているブランドです。
一生の思い出になるようなカッコいい写真がたくさん撮れそうですね!
GLOBAL WORK(グローバルワーク)
ナチュラルで高感度が高い服。
そんなデイリーウェアを多く取り扱っているブランドです。
爽やかボーイにピッタリですね!
GLAZOS(グラゾス)
オシャレなイマドキボーイ。
そんな服を多く販売しているブランドです。
サイト内にはグラゾスのスーツの選び方ガイドもありましたので、いいな!と思った方はぜひ参考になさってください。
COMME CA ISM(コムサイズム)
本格派のデキる男。
そんな雰囲気を醸し出してしまいそうな、コムサのスーツ。
見た目が本格的なだけに、お値段も本格的です。
袴が着たい!といわれたら
子どもから「袴が着たい!」と言われた場合、できれば願いを聞いてあげたいところですね。
ただ、先ほども記載した通り、学校が袴を禁止しているケースもあるので注意が必要です。
レンタルの袴も好きなデザインを抑えたいのであれば、早めの予約が必要となるでしょう。
また、価格は1万円以上は確実にします。
また、着付けを美容院などに依頼するのか、自分で行うのかも、選択しなければなりません。
もし、お母さまも一緒に着物を着るのであれば、美容院で一緒に着つけてもらうのもいいですね。
ただ、もしお子様だけだと、男の子はヘアセットも特にないので、少しもったいな気もします。
着付けを挑戦してみようかな、と思った方は次のような着付けの動画などもありますので、参考になさってください。
また、袴のレンタルには写真とセットになっているものもあります。
写真は女の子がモデルですが、もちろん男の子のレンタルもあります。
こちらもやはり、着付けは自分で行う必要があります。
まとめ
小学校卒業式の男の子の服装について、次の5つのタイプ別にメリット・デメリットを見ていきました。
それぞれの予算感は次の通りとなります。
種類 | 襟付きシャツ | ボトムス | ニット or ジャケット | ネクタイ | 合計 |
1.中学校制服 | × | × | × | × | 0円 |
2.ニット+ボトムス | 2千円前後から | 1千円以上 | 2千円以上 | 5百円以上 | 5千5百円以上 |
3.ジャケット+ボトムス | 2千円前後から | 1千円以上 | 4千円以上 | 5百円以上 | 7千5百円以上 |
4.スーツ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 5千円以上 |
5.袴 | × | × | × | × | 1万円以上 |
中学校の制服のYシャツを利用したり、手持ちのアイテムを利用すれば、より予算を抑えることができます。
この記事を参考に、見た目もよく家計にもやさしい、ベストな卒業式の服装を見つけていただければ嬉しいです。