妊娠中に冬の結婚式に招待されたらどうする? 出席の判断からドレス選びまでいろいろと抑えておくべきこと!

　

友人や親族から結婚式に招待されたら、とても嬉しいですよね！

ただ、妊娠中だと出席して大丈夫かと、不安になる方も多いでしょう。

特に、冬場は寒いので、何を着ていけばよいのかと、悩んでいる人も多いのでは？

ここでは、そんな不安を抱える妊婦さんに、出欠の判断から服装の悩み、当日の注意点までを解説していきます！

　

妊娠中でも出席して大丈夫?

　

　

妊娠中に結婚式のお誘いを受けた場合、あるいは参加の返信をした後に妊娠に気づいた場合、本当に出席して大丈夫かと迷う方が多いでしょう。

ここでは、出欠を判断するときに考えるべきことについてお話しします。

出席か欠席の判断基準は?

結婚式に出席できるか考えるときのポイントは、

「月数」と「場所」です。

また、出席を決める前には必ず、

医師の許可を得ましょう！

　

一般的に結婚式に出席しやすいとされる月数は、

妊娠中期の５か月（１６週目）から７か月（２７週目）までです。

この時期は胎盤が完成して、妊娠初期の自然流産のリスクが激減することから、安定期とも言われています。

以下の妊娠月数のカレンダーで、現在の月数と結婚式当日の月数を確認してみましょう。

時期	月数	週数	症状	マタニティドレスの腹囲の目安（cm）
初期	2ケ月	4～7週	妊娠がわかる　つわりが始まる人も	つわりが重い人は体重が減少する場合もある
3ケ月	8～11週	つわりのピーク
4ケ月	12～15週	つわりが落ち着いてくる
中期	5ケ月	16～19週	お腹が目立ち始める	M：78～88　L：88～98　LL：98～108
6ケ月	20～23週	腰痛や足のつりに注意	M：80～90　L：90～100　LL：100～110
7ケ月	24～27週	前かがみの姿勢が取りずらくなる	M：82～92　L：92～102　LL：102～112
後期	8ケ月	28～31週	お腹がはりやすくなる	M：83～93　L：93～103　LL：103～113
9ケ月	32～35週	残尿感や尿漏れがある	M：85～95　L：95～105　LL：105～115
10ケ月	36～40週	いつお産が始まってもおかしくない時期	M：90～100　L：100～110　LL：110～120

参加の返信後に妊娠に気づいた場合

　

この場合、結婚式当日が妊娠初期に当たる方が多いのではないでしょうか？

初産の方はまだ、「つわり」についてよく知らないという方もいるかもしれません。

　

妊娠初期に起こる「つわり」は、その症状や期間、症状の重さも個人差があります。

全く「つわり」の症状を感じない人もいれば、「妊娠悪阻」となって入院する人も…

「つわり」の主な症状は次の４つです。

　

この様な症状があるときに出席するのは、とてもじゃないけれど無理ですよね。

「つわり」は妊娠初期に起こるものですが、始まる週数も終わる週数も個人差があります。

　

返信後に妊娠に気づいた場合、つわりの症状によっては欠席せざるを得ない可能性がありますので、

新郎新婦に妊娠した旨を早めに報告し、急な欠席の可能性があることを相談した方が良いでしょう。

安定期に入るまでは秘密にしたい、という方もいらっしゃるでしょうが、

料理や引き出物のキャンセルができる期限がありますので、早めの相談がおすすめです。

妊娠後期に遠方の結婚式は危険?

　

妊娠後期に入っても、８ケ月目や９ケ月目の妊婦さんが結婚式に参加した、という話はネット上でもよく見かけます。

さすがに１０ケ月に入ると、いつお産が始まってもおかしくないので、出席は控えましょう。

では、妊娠後期に当たる方はどんなことに注意して検討すればよいのでしょうか？

　

妊娠後期の特に冬場には、次のようなトラブルが起こりがちです。

　

先ほどの表で示した腹囲の目安からもわかるように、妊娠後期に入るとお腹がだいぶ大きく、不安定になります。

冬場は、地域によっては雪や氷で足元が滑りやすくなるので、大変危険です。

また、妊娠後期になると血行が悪くなりやすいため、足のつり（こむら返り）が起こりがちです。

足のつりは、冷えによってさらに起こりやすくなるため、冬場は要注意です。

そして、特に注意したいのがお腹のはりです。

体に負担のかかる状態が長く続くと、子宮が収縮して、お腹のはりを感じます。

お腹がはったら、横になるなどゆっくりと休むことが基本ですが、我慢して無理を続けると、

赤ちゃんが下がってしまい、早産や流産につながります。

このため、長時間の外出や移動は避けた方がよいとせれています。

　

以上のようなリスクがありますので、結婚式当日が妊娠後期に当たる方は、式場の場所や交通手段について、よく検討してください。

後ほど記載しておりますが、当日は荷物が多くありますし、冬なので厚手のコートも着ています。

もし遠方の結婚式に参加されるなら、旦那様やご家族に送り迎えをお願いしたりなど、体に負担をかけない工夫が必要です。

　

当日の持ち物については、下記を参考にしてください。

「当日の持ち物は？」

出席を連絡するときのポイントは?

　

招待状の返信をするとき、妊娠について知らせるか迷う方もいるでしょう。

結論から言えば、

妊娠していることは伝えておいた方が正解です。

なぜなら、式場側が妊婦さんがいることを把握していれば、それに応じたサービスをしてくれるからです。

席の位置を出入り口近くにしてくれたり、アルコールについても配慮があるはずです。

いずれ分かることですし、このタイミングでお知らせしておく方がスムーズです。

　

また、妊娠中は食べない方がよいものや、食べ過ぎに注意するものがたくさんあります。

招待状にアレルギーだけでなく、食べられないものを記載する欄が設けられている場合も、よく見かけます。

妊娠中に注意すべき食べ物は、色々あるので全ては記載できませんが、

生魚やレア肉がNGなことは記載してもよいでしょう。

事前に確認しておこう!

結婚式に出席することを決めたら、当日のためにしっかりと準備をしましょう！

ここでは、事前にチェックしておくべきことと、服装のマナーについて記載します。

万が一のために確認しておこう!

　

先ほど、式場までの交通手段はよくよく確認してから、出席を決めてくださいと記載しましたが、交通手段以外にもチェックしておくことはあります。

　

万が一何かあった時、ご家族に連絡がつかないのは本当に困りますよね。

その日に結婚式に参加している旨は、旦那様をはじめ、ご家族にはきちんと知らせておきましょう。

また、その際は式場近くの産院にお世話になる可能性もあります。

結婚式は休日に行われることが多いので、休日の対応も含めてチェックしておいてください。

服装のマナーは?

　

冬の冷えは妊婦さんにとっては、足のつりやお腹の張りの原因になるので、できるだけ暖かくしておきたいですよね。

だからといって、暖かさに気を取られるあまり、マナー違反になってしまうのは避けたいところ…

ここでは、結婚式に参加する際の服装のマナーを確認していきます。

ドレスでNGな色は?

　

全身「白」や「黒」でまとめるのはNGです。

まず、「白」は主役である花嫁専用の色なので避けましょう。

また、「黒」はフォーマルな感じの色ですが、お葬式をイメージさせてしまいす。

「黒」を使うときは、下の写真のように、淡い色の羽織りと組み合わせるなど、

お祝いの席であることを意識したコーディネートを心掛けましょう。

　

黒タイツやカラータイツはNG

　

冬は足元が冷えやすいので、温かい靴下やタイツを履きたいですよね！

しかし、残念ながらカジュアル感が高い黒タイツやカラータイツは、避けた方が無難です。

でも、挙式がガーデンで肌寒い！タイツなしでは辛い！という方もいるでしょう。

そんな方にピッタリのこんな商品があるのはご存じですか？

これなら足先までしっかり温めてくれそうですよね！

靴の中にカイロを仕込めば完璧です！

厚手のベージュ素材が不自然に見えないか心配な方は、ロング丈ドレスやパンツスタイルをおすすめします。

後ほど、人気のマタニティブランドを紹介する際に、いくつか例を挙げていますので、ぜひチェックしてみてください。

「人気のマタニティブランド」

靴はローヒールやフラットシューズでOK

　

結婚式では５cm以上のヒールが基本ですが、

妊娠中の人はノーヒールで良いでしょう！

お腹が大きいのに、無理をして転倒してしまっては、大惨事です。

　

ただし、次のデザインはマナー違反ですので避けましょう。

サンダルやブーツは、カジュアル過ぎるのでNGです。

また、殺傷をイメージさせるような動物の柄や素材も避けましょう。

どんなドレスがいいの?

　

結婚式に参加する事を決めた時、一番悩むのが服装でしょう。

特に冬場は寒さ対策が気になるところ…

また、購入するかレンタルするかも悩みどころです。

ここでは、そんなお悩みに役立つ情報を提供します。

購入する?レンタルする?

　

購入する場合とレンタルする場合のメリットを比較してみましょう。

　

まず、購入する場合のメリットは当然、結婚式後も使えることです。

マタニティドレスのほとんどが、授乳服のデザインとなっています。

結婚式後に最初に活躍する機会は、おそらく「お宮参り」でしょう。

「お宮参り」は産後１ケ月を過ぎた頃に行うのが一般的ですが、ママの体はまだ産褥期にあって本調子ではありません。

しかし、「お宮参り」ではたくさん写真を撮るでしょうから、キレイにしたいところです。

そんな時に、ゆったりとしたマタニティドレスは大活躍でしょう。

　

レンタルするメリットはドレスに合ったバックやアクセサリーがセットで揃うところや、

憧れのブランドを低価格で身に着けられるところです。

また、レンタルならクリーニング代もかかりませんし、お手入れも不要です。

レンタルでもマタニティ対応のドレスは種類が豊富ですから、自分に合ったものを見つけられるでしょう。

ここでは、おすすめのレンタルサイトを２つご紹介します。

PARTY DRESS STYLE

PARTY DRESS STYLEはセット料金がお得なのが特徴です。

価格：３泊４日

ドレス単品　4,980円

３点（ドレス＋ネックレス＆イアリング＋ボレロ or バック）6,980円

４点（ドレス＋ネックレス＆イアリング＋ボレロ +バック）7,980円

　

冬にピッタリのロング丈ドレスも品揃え豊富です。

Cariru

価格：３泊４日

ドレス　5,000円から1万円台

　

Cariruの特徴は、高級ブランドのドレスを数多く取り扱っていることです。

高級ブランドのドレスはマタニティ専用ではありませんが、お腹周りがゆったりしているデザインのものをピックアップしてくれています。

たとえば、こんなブランドのドレスを借りることが出来ます。

こちらの可愛らしいドレスはJILL STUART（ジルスチュアート）のもの。マタニティ専用ではありませんが、切り替えのないデザインでお腹をしめつけません。

　

こちらは23区のドレスです。ゆったりしているのに、エレガントなデザインが素敵ですね！

人気のマタニティブランド

　

オシャレな妊婦さんたちは、どんなマタニティブランドのドレスを購入しているの？

ここでは、フォーマルワンピースを取り扱っている人気のマタニティブランドを４つ紹介します。

いずれもオンラインショップが中心のブランドです。

ANGELIEBE　（エンジェリーベ）

　

　

価格：　フォーマルワンピース　3,000円台～1万円以内

　　　　セットアップ　7,000円台～1万3,000円

　

エンジェリーベのマタニティウェアは、手頃な価格でデザインも豊富です。

たとえば、長袖のワンピースも、ロング丈からひざ下やひざ丈と、様々なバリエーションが揃っています。

　

そして、寒さ対策としておすすめなのが、パンツスタイルです。

エンジェリーベのPパンツは、雑誌VERYにも掲載され、定評があります。

こんな風にセットアップにすれば、インナーを自由に選べて、冷えを防ぎやすいですね！

色もブラック・ネイビー・ベージュ・ホワイトの４色展開で、手持ちのトップスとの組み合わせを考えて選べます。

Milk tea　（ミルクティー）

　

　

価格：　フォーマルワンピース　5,000円台～1万円以内

　　　　セットアップ　1万円台～2万円台

　

ミルクティーのマタニティウェアはデザインがとっても可愛くて、種類が豊富です。

レースを使った長袖のワンピースでも、これだけ色々なデザインが揃っています。

　

そして、寒さ対策としておすすめなのが、ツイード素材のジャケットとワンピースのセットです。

上品で高級感のあるツイードは、お祝いの席にぴったりですね！

ミルクティーなら、こんなに色々なデザインのツイードのセットが揃っています。

Sweet Mummy　（スウィート　マミー）

　

　

価格：　フォーマルワンピース　5,000円台～2万円以内

　

芸能人御用達のマタニティウェアといえば、スウィートマミーです。

　

さすが芸能人の方々に人気のあるブランドなので、高級感のある凝ったデザインの服が多いのが特徴です。

　

そして、おすすめは、やはりワンピース。

スウィートマミーのワンピースは、着る人のニーズを考えたアイディアでいっぱいです！

たとえば、こちらの商品は、このセット１つで３パターンの着方ができます。

シーンに合わせて使い分けられて、とても便利ですね！

CHOCOA　（チョコア）

　

　

価格：　フォーマルワンピース　5,000円台～6,000円台

　

甘めのテイストが苦手な方におすすめなのが、チョコアです。

マタニティ服で、こんなに辛めのテイストを揃えているブランドは、チョコアだけかもしれません。

種類は少ないものの、どの服もマタニティ服とは思えないほど、シャープでカッコいいものばかりです。

当日の注意点

　

　

いよいよ結婚式当日！

昼からの結婚式の方は、朝バタバタしなくて済むように、前日から持ち物などを準備しておくといいですね！

当日の持ち物は？

　

冬に結婚式に出席するなら、次の物を持っていきましょう！

　

荷物が多くて大変ですね！

くれぐれも、一人で抱えて長時間歩くようなことがないようにしてください。

式場に着いた後は?

　

式場に到着したら、まず次の場所を確認しましょう！

・トイレ

・休憩スペース

結婚式は長時間になりますので、疲れたら休憩をとるよう心掛けてください。

　

また、食事は無理せずに、食べれるものだけを食べましょう。

そして、披露宴の途中でも、疲れたら席を外して休憩をとってください。

新郎新婦も式場側も妊娠のことを把握していれば、自然と対応してくれるはずです。

まとめ

　

　

以上をまとめると次の通りです。

　

結婚式では懐かしい友人に会えたり、幸せいっぱいの新郎新婦をお祝いできて楽しいものです。

ただ、ついつい無理して体に負担がかかることのないよう、十分に気を付けてお過ごしください。