洗濯する頻度も多く、サイズアウトも早いベビー服。
「ベビー服をオシャレに収納したい」「せまいスペースに上手く収納したい」「きれいに整理しても長続きしない」とお悩みのママ・パパも多いのでは。
ベビー服収納の選び方や収納のコツを押さえることで、毎日の家事・育児の負担はかなり軽減できますよ。
この記事を読んでわかること
- ベビー服収納選びのポイントがわかる
- ベビー服収納のコツがわかる
- ベビー服収納のアイデアがわかる
実際の収納例も紹介していくのでイメージも湧きやすいかと思います。
オシャレで機能的な収納アイデアを知ればきっと育児にゆとりをもって臨めますよ。
ベビー服収納アイテムの選び方のポイント
買った後に後悔しない様に、ベビー服収納アイテムを選ぶ際は以下のポイントを押さえておきましょう。
ベビー服収納選びのポイント
- 安全に配慮されたものを選ぶ
- 使用期間を考えて選ぶ
- 置場所にマッチしたものを選ぶ
- 組立が必要か確認する
ベビー服収納は安全に配慮されたものを選ぼう
ベビー服収納を選ぶ際は、以下のポイントを押さえ赤ちゃんの安全を考慮して選びましょう
- 出っ張り・角のないもの
- ストッパーが付いたもの
ハイハイやつたい歩きを始めた赤ちゃんにとって、収納の出っ張りや角はかなり危険なものに。特に木製の場合、天板や引き出しの角などもできるだけ出っ張りがなく角も丸く加工されたものを選びましょう。
もしそうでない場合も、後から対策することが可能です。ぶつかり防止クッションやコーナーガードなど、自分で後から取り付けられるものも販売されています。100円ショップでも安く手に入りますので、赤ちゃんの安全性を第一に考えて工夫してみましょう。
また、収納が引き出し式の場合はストッパーが付いたものを選ぶようにしましょう
引き出しが抜け落ちるのを防いでくれる役割があります。
いろいろなものに興味津々の赤ちゃん。開け閉めできる引き出しも興味の対象になります。特に引き出しが木製の場合、重さもあるため大ケガに繋がりかねません。
ストッパーが付いていない場合、外側にロックバンドなどを取り付ける方法もあります。気づかないうちに引出を開けられ、中身をぶちまけられていたというような「赤ちゃんあるある」の予防にも。こちらも100円ショップでも手に入ります。
ベビー服収納は使用期間を考えて選ぼう
ベビー服収納はあらかじめ使用期間を考えておくことで、赤ちゃんが成長してから後悔せずにすみます。
ポイントは以下の3つ。
- 長く使用するか
- 一時的な使用か
- 再利用するか
赤ちゃんが成長しても長く使っていこうと考えているのであれば、丈夫でシンプルなデザインのものがオススメ。キャラクターものや派手な色合いのものは、成長するにつれ好みが分かれてきます。
大きさも5~6段以上のものであれば、洋服が増えても安心です。
木製のベビー専用のチェスト(タンス)は丈夫で長く使え、安全性にも配慮されています。大きめのものであれば、成長しても長く使えるのでオススメです。
チェスト・タンス以外の収納であれば、後から買い足していけるもの・拡張できるものが便利です。
赤ちゃんの時期だけと割り切るのであれば、クラフト製のベビーチェストなどがオススメ。耐久性は弱めですが、ぶつかっても痛くなりにくく持ち運びも便利。処分する際にも手間がかからない点も大きなメリットです。
大きさも、2~3段のもので十分でしょう。
使用時期が過ぎたら別のものに再利用するのもあり。増えていくおもちゃなどの小物収納に使ったり、キッチン収納にも転用できます。
ベビー服収納は置場所にマッチしたものを選ぼう
ベビー服収納を購入する際には、設置できるスペースを十分確保しましょう。
幅・奥行・高さをあらかじめ測っておきます。
赤ちゃんのうちは着替えの頻度も多いもの。スペースが確保できるのであれば、リビングなど一日の大半を過ごす部屋に設置するのがオススメ。
設置場所が決まったら、他の家具と大きさや素材・色合いなど調和のとれた収納を選びましょう。スッキリとしたオシャレな空間になります。
組立が必要かどうかは要確認!
通販サイトから購入する場合は特に、自分たちで組立が必要なものもあります。購入する前に説明文・注意書きをよく確認しましょう。組立までの所要時間や難易度など記載されている場合もあります。
レビューも同時に参考にしてみましょう。
完成品と比べ、組立式はリーズナブルなものが多いのが魅力。しかし、組立作業に慣れていない、苦手という人は完成品を購入する方がいいでしょう。
ベビー服を上手に収納するコツ3選
すぐにサイズアウトしてしまうベビー服。洗濯の頻度も多く、出し入れするうちにすぐに散らかってしまうという人も多いのではないでしょうか。
以下では、スッキリかつ取り出しやすい収納のコツをご紹介していきます。
ベビー服を上手に収納するコツ
- 仕切りを利用する
- ハンガー収納
- ラベリングする
【ベビー服を上手に収納するコツ①】仕切りを利用する
引き出しやケースの中に仕切りがあれば、小さな赤ちゃんの肌着や洋服・靴下などばらけずにスッキリ収納できます。
実際は、仕切りが付いていないものの方が多いです。自分でアイテムに合った大きさや幅の仕切りを買い足して、スペースを有効に活用できるよう工夫してみましょう。
好きな長さに折って使える仕切りも便利です。
仕切り付きケースを収納に入れ込む方法もあります。ケースごと入れ替えができるので便利ですよ。
【ベビー服を上手に収納するコツ②】ハンガー収納も取り入れる
肌着以外の洋服やアウターはハンガーに吊るしておく、という方法もあります。畳む手間が省けます。さらに、干した時のハンガーごと取り込んで吊るしておけばかなりの時短に。
チェストハンガーはハンガーラックと引出の両方を兼ね揃えているので便利です。
カラーボックスなどに突っ張り棒を取り付けるだけでも簡単にハンガーラックができあがり。実際この方法で収納を工夫している方がSNSなどで多く見受けられます。
【ベビー服を上手に収納するコツ③】ラベリングする
ベビー服の種類ごとにラベルやシールをわかりやすい場所に貼っておくと、取り出しや片付けがスムーズになります。
特に不透明な引出式の場合、どこに何があるか一目でわかるので便利です。
テプラでイラスト入りのラベルを貼っている方も。子どもが大きくなっても自分でお片付けしやすいですね。
マネしたくなるベビー服収納アイデア4選
ここからは、ベビー服収納アイテムの実際の使用例を厳選して4つ紹介していきます。
工夫たっぷりのものばかりですので、ぜひ参考にして取り入れてみてくださいね。
デザイン性も重視したチェストハンガーでたっぷり収納
部屋の雰囲気にも馴染みやすい色味と 、圧迫感のないデザインが購入の決め手に。キャスターが付いているので移動も簡単。
6つある引き出しには赤ちゃんのお洋服だけでなく小物もたっぷり収納できます。肌着以外はハンガーに掛けているのでシワにもなりにくく、たたんで入れる手間も省けますね。
天板には通気孔があり、引き出しも密閉されていないので通気性もバッチリ。
ベーシックでシンプルなデザインは成長しても長く使えますね。男女どちらでも使いやすいカラーなので、お子さんが増えても使いまわせます。
引出ごと外せるので、おもちゃ入れとしても大活躍!
高さ調節可能のカラーボックスにインボックスで無駄のない収納に
高さを自由に調節できるニトリのカラーボックスを組み合わせた収納です。種類ごとにボックスの大きさや段の高さを工夫して、無駄なく上手に収納されています。
小さな赤ちゃんの肌着は、浅めの収納に縦に並べて収納することで取り出しやすくなります。
服のサイズが変わっても使えるように、高さは高めにしたそう。これなら成長しても長く使えそうですね。
ハンガー掛けの背面はセリアのリメイクシートを貼ることでいいアクセントになっています。シンプルな収納にリメイクシートを貼っている方は多く見受けられます。お部屋に合ったデザインのものを選ぶことで調和もとれ、オリジナリティも出せますね。
既存の収納を追加することで統一感のある空間に|仕切りもうまく活用
無印良品のポリプロピレン収納ケースに赤ちゃん用として一列追加。二帖の脱衣所のスペースをうまく活用されています。既存の収納を追加することで違和感なく溶け込んでいますね。
洗濯後すぐに片付けができる点と、入浴後もすぐにお着換えができるのは便利ですね。
引き出しの中身も公開。100円ショップやIKEAの仕切りケースをうまく活用することで、スッキリ取り出しやすい収納になっています。パキッと折って使える仕切りはちょうどよいサイズに出来るのでかなり便利。ピッタリなサイズがないスペースには、冷蔵庫用の仕切りケースを使うなどの工夫もされています。
クローゼットの中に一時的に収納|棚を使わない工夫がいっぱい
将来的に子ども部屋に移すので、リビング横のクローゼットに簡易的に収納。
洗濯物をたたむのが苦手とのことで、洋服はすべてベビーハンガーに。
干してそのまま収納しているとのことで、かなりの時短になりますね。
さらに、洗濯ピンチを突っ張り棒に設置。靴下やこまごましたものをピンチに吊るすことで収納スペースを省いています。
肌着やガーゼなどよく使うものは一番手前の紙の収納ケースへ。一時的な使用なので、不要になっても処分に困らないのが利点ですね。
上段→まだ使用しないもの、使う頻度が少ないもの等を収納
中段→衣類・抱っこ紐・マザーズバッグなどよく使うものを収納
下段→オムツ・ミルクのストックなど重くかさばるもの等を収納
といったように、使う頻度や取り出しやすさを考えて工夫されています。
こことは別に、寝室にはたまひよのお世話セットBOXを。着替え・沐浴セット・オムツセット・体温計・綿棒・爪ヤスリなどをコンパクトに収納。このまま車に積んでお出かけもできるので重宝されています。
ベビー服収納に関するよくある質問
ベビー服を収納するうえで、心配なことや困っていることなどよくある質問を挙げてみます。
ホルムアルデヒドが心配!
市販のタンスや収納ケースには、赤ちゃんにとって有害なホルムアルデヒドが含まれている場合があります。心配な方は、低ホルムアルデヒド仕様のベビータンスを選ぶと安心です。「F☆☆☆☆(Fフォースター)」というマークが付いているので確認しましょう。
ホルムアルデヒドは服から服、タンスから服へと移染します。大人の衣類と一緒に保管するのはなるべく避けましょう。
とはいえ、低ホルムアルデヒド仕様の収納を買う予定がない、里帰り中で収納場所がないといった人もいるでしょう。赤ちゃんの肌に直接触れる肌着だけでも、ジップロックなどの保存袋に入れて保管しておくと安心です。
サイズアウトした服はどうしてる?
一歳までの赤ちゃんの成長は特に早いもの。あっという間にサイズアウトしてしまいます。着れなくなったベビー服をどうしようか悩んでしまう方も多いでしょう。
下の子が生まれた場合を想定して、保管しておきたいという人もいるかもしれません。その場合、シミや目立つ汚れを事前に取り除いたうえで洗濯して保管するようにしましょう。雑菌などの増殖を防ぐためです。クリーニングに出すとなお安心です。
洗濯後はしっかり乾かしてから保管します。長期の保管になるため、服用の圧縮袋にいれておくと安心です。湿気やハウスダスト・ダニなどから守ってくれます。
もしくは、ファスナー付きのジップロックなどに入れて空気を抜いて保管する方法も。圧縮することでかさも減って収納しやすくなります。
今後使用する予定がない、けれど捨てるのももったいないという方は、友人・知人に譲ったり、リサイクルショップに持ち込むなどの方法もあります。ベビー・子供用品専門のリサイクルショップもあるので調べてみるのもいいでしょう。
湿気やカビ対策は?
ベビー服は食べこぼしなどで汚れやすく、洗濯で落としきれない場合も多いもの。そこからカビが増殖しいやすい傾向にあります。
カビの一番の要因は湿気。そこに汚れが加わることでカビの発生を助長することになってしまします。
カビ予防には、汚れが残った状態・乾ききっていない状態で収納しないことが重要です。
そのためには、汚れたらなるべく早く落とす、なるべく早く乾かすこと。
収納の際にも注意点があります。湿気が溜まらないよう、余裕をもたせて収納しましょう。ギュウギュウに詰め込むのはNGです。通気性の良くない引き出しなどは、定期的に風通しをよくしてあげましょう。
おわりに|ベビー服はベビー小物とひとまとめに
ベビー服収納を選ぶ際は、安全性はもちろん取り出しやすさもポイント。赤ちゃんを抱っこした状態でも片手で取り出せるような収納だと便利です。
また、おむつ替えの途中で着替えが必要になり慌ててしまうことはよくあります。着替えは何枚かおむつやその他お世話グッズ(おしり拭き、ガーゼなど)と一緒にコンパクトにまとめて置いておく人も多いです。
ベビー服はオシャレにかしこく収納することで、気分も上がりお世話もグンと楽になります。ぜひ自分に合った収納方法を取り入れて、赤ちゃんとの生活を楽しみましょう。