最近では30℃超えの真夏日、35℃以上の猛暑日続きも珍しくなくなってきた日本の夏。妊娠中は熱が体内にこもりやすく、妊婦さんにとっては厳しい季節でもありますよね。
そんな暑い季節の服装をどうするか、妊娠中は体型の変化で着られる服が限られることもあり、コーディネートは本当に悩みどころです。マタニティウェアで一通り揃えようと思ったら高くつくし、できれば手持ちの服or産後も着られる服でなんとかしたいし……。
そこでこの記事では、
- マタニティウェアは買った方がいい?
- マタニティ服の選び方
- 夏におすすめのマタニティコーデ
- プチプラマタニティウェアブランド
などについてお話ししていきます。
妊娠中でもおしゃれを楽しみたい!という気持ちを大切に、少しでも夏を快適に過ごせるマタニティコーデを見つけていきましょう。
マタニティウェアって買わなきゃだめ?
ゆったりしたデザインや伸縮性のある素材で、妊婦さんの体に負担がかからないよう作られているマタニティウェア。単にサイズが大きめに作られているというわけではなく、妊婦さんの体型に合うよう設計されているので、膨らんだお腹をカバーしつつシルエットも綺麗に保つことができます。
妊娠前に着ていた服だと、丈が短いものは膨らんだお腹で持ち上がって不格好に見えてしまったり、不都合があることも多々。その点、専用に作られているマタニティウェアなら安心して着用することができますね。
ただ、妊娠中の体型に合わせた作りは産後に着回すには不向きなこともあり、専用のマタニティウェアを購入するか、妊娠中も産後も着回せるようなデザイン・サイズのものでどうにかするかは悩みどころ。
こちらの調査では、専用のマタニティウェアを購入した方のうち約7割が「とても役に立った・まあまあ役に立った」と回答している反面、そもそも「購入しなかった」という意見も全体のおよそ2割を占めています。
Q.マタニティ期のママのためのアイテムで購入(準備)したもの(もらい物も含む)・しなかったものについて教えてください。また、購入(準備)したものに関しては、役に立ったかどうかも併せて教えてください。
【マタニティ専用のウェア(洋服)】
手持ちのチュニックやワンピース、ゆったりめシルエットの服などで十分だった、大きめサイズで乗り切ったという意見もありますし、マタニティウェアは絶対に購入しなければならないというものではありません。
手持ちや産後も着回せる服で乗り切るもよし、専用のマタニティウェアを2~3枚買ってみて様子を見るのもよし、ご自身の体調や好みに合わせて検討してみてくださいね。
ポイント
マタニティウェアは「いつ頃から着なければならない」というものではありませんが、本格的にお腹が大きくなってくる妊娠後期より前の妊娠4ヶ月~5ヶ月頃に準備するママが多いようです。お腹が大きくなるペースやどれくらい大きくなるかは人それぞれですので、あまり神経質に考えず、「ちょっと普通の服は苦しくなってきたかな?」と感じたらマタニティウェアへの切り替えを検討してみてください。
マタニティウェアの選び方
マタニティウェアを選ぶときにチェックしたいポイントはこちらの4つ。
- ウエストを締め付けないデザイン
- サイズ調整ができる
- 妊娠中~授乳期にも対応
- 肌に優しい素材
ウエストがゆったりと締め付けない形状であることは言わずもがな、アジャスターなどでサイズ調整ができると、妊娠初期から後期までできるだけ長い期間着用することができるのでおすすめ。ワンピースのようにお腹をふんわり覆う形の服なら、ある程度体型に関係なく着ることができます。
産後もすぐに体型が戻るわけではないので、授乳期まで見据えた授乳口付きのマタニティウェアも多くあります。妊娠中の一時期しか着ないのは勿体ないと感じる方は、そういった長い期間に対応した服を選ぶとよいでしょう。専用でなくても、前開きの服なら授乳もしやすく妊娠中から授乳期まで着回せます。
また、妊娠中はホルモンバランスの変化によって肌質が変わったり敏感になったりする妊婦さんが多いため、マタニティウェアの素材も非常に重要です。できるだけ化学繊維は避けたり、コットンなどの肌に優しい天然素材を選んだりできると安心ですね。
手持ちの服や産後も着回せる服からマタニティコーデを考えるときにも、これらのポイントを満たしていることを基準にすれば妊娠中を快適に過ごせるコーディネートを選びやすいです。ぜひお試しあれ。
夏におすすめのマタニティコーデ
続いて、暑い夏を乗り切るのにおすすめ&お洒落かわいいマタニティコーデをご紹介します。
マタニティコーデの鉄板、ワンピース
産前産後まで着回しばっちりなマタニティコーデの鉄板、ワンピース。ウエストの締め付けがないのでゆったりと着ることができ、通気性もあります。ラフなものから通勤にも使える綺麗めタイプまで様々なデザインがあるので、何種類か持っておくと重宝します。
ガーリーなデザインも可愛いですね。ウエストのリボンはお腹が大きくなってきたら胸下の位置で結ぶと◎。
やっぱり妊娠中はワンピースが楽!というママさんも多いようです。産後の着回しもしやすいので、まずは1枚お試しで買ってみるのもアリかもしれません。
ふんわりトップスならチュニック
マタニティコーデといえばチュニックも定番です。
写真はGUのチュニックにHoneysのボトムスを合わせたコーデ。チュニックはお尻が隠れるくらい~膝下当たりまでのやや丈が長めのトップスで、ふんわりとしたデザインのものが多くマタニティにもぴったりですよね。吸水速乾性や通気性の高い楊柳素材などのボトムスを合わせれば、暑がりな妊婦さんにもおすすめのマタニティ夏コーデの完成です。
ボトムスは、ウエスト部分がゴムやマタニティ仕様になっていてお腹に負担がかからないものを選んでくださいね。
普段着のほか、チュニックブラウスなどオフィスカジュアル向けのデザインのものも多くあり、仕事着にしていたという声も。ワーママさんにもおすすめのマタニティウェアです。
サロペットも可愛い
ゆるっとしたシルエットのサロペットも、お腹を締め付けないのでマタニティ用にもってこいのアイテム。夏にはノースリーブやTシャツ、秋冬にはニットやブラウスと合わせることで長い期間着ることができ、産後の着回し力もばっちりですね。
こちらのコーデではオーバーサイズのTシャツを合わせて、ダボっと感の可愛い仕上がりに。
肩紐を外せるタイプなら授乳期にも使えて長く着回せます。肩紐やお腹周りのベルトの長さを調整できたりと機能性に優れたアイテムも多く、ワンピースタイプからワイドパンツタイプまで幅広いデザインも魅力的です。妊娠中でもいろんなコーデを楽しみたい!というママはぜひ。
ロングスカートでキュートコーデ
夏にぴったり、サラッとした肌触りのワッフル素材でできたマーメイドスカートは見た目も可愛らしく、気分が上がること間違いなしです。写真のアイテムは伸縮性のある生地+ウエストの後ろ部分がゴムなので、お腹を圧迫する心配もありません。
ロングスカートを胸下まで引き上げることでお腹がすっぽり包まれて、妊婦さんらしいキュートなシルエットになりますね。
専用のマタニティウェアは買わず、妊娠中から産後まで着回せる服で乗り切りたいというママはロンスカコーデを取り入れてみるといいかも。ウエストは紐で調整できるものだと自由度が高く安心です。
シャツワンピを着崩したロンスカ風コーデ
こちらはロングシャツワンピを着崩してロンスカ風に巻いた上級者コーデ。マタニティウェアといえば上からすっぽりとお腹を覆うゆったりスタイルが定番ですが、こうすることでマタニティ期でもインスタイルのファッションを楽しむことができます。
巻き加減も自分で調整できるので、インスタイルでもお腹が苦しくなりません。
妊娠中だからと我慢したり遠慮することなく、ぜひ自分好みのアレンジでお洒落を楽しんでみてくださいね。
マタニティウェア取り扱いプチプラブランド
最後に、実はマタニティウェアの取り扱いもあるプチプラブランドをご紹介。
H&M
スウェーデン発のファストファッションブランドであるH&M。幅広いデザイン性とお手頃な価格で、日本でも人気の高いブランドです。マタニティウェアとしてレギンスやデニム、ワンピースなど様々な商品が展開されています。
ダサいと言われることの多いマタニティ&授乳服ですが、H&Mならお洒落かつリーズナブルなウェアがきっと見つかるはず。妊娠中でもお洒落を楽しみたいママにおすすめのブランドです。
ユニクロ
お馴染みのユニクロにもマタニティウェアが用意されています。マタニティウェアとしての機能性も高く、コスパがいいのが魅力。マタニティ用のストレッチジーンズはいろんなトップスに合わせやすく、1本は確保しておきたいアイテムです。
びっくりするくらい腹回りが楽になったという声も多数。トップスはともかく、ボトムスはやっぱりマタニティ用があるとよかったという意見も多いです。
組み合わせ次第で、通勤向けのオフィスカジュアルコーデもユニクロでできちゃいます。ワーママはぜひユニクロマタニティも検討してみてください。
無印良品
こちらもコスパが良くママたちからの人気も高い無印良品。無印ならではのシンプル&ナチュラルなデザインに心惹かれますよね。天然由来の接触冷感素材で作られたパジャマなど、シーズンに合わせて発売されるマタニティウェアを着用することでマタニティ期を快適に過ごすことができます。
マタママから高評価のマタニティ用レギンスのほか、お肌に優しい化粧品類なども一緒に見られるのは嬉しいですよね。
人気のある無印良品ならでは、使わなくなったウェアはメルカリなどで売ってしまうという手も。これなら産後の着回し方で悩むことなく、マタニティ専用として服を選びやすくなりますね。産後に着回す以外にも実用性を求めるママはぜひ。
まとめ
いかがでしょうか?
何かと制約の多いマタニティ期、せめてファッションくらいは自由に自分の好きなものを楽しみたい!という妊婦さんも多いのではないでしょうか。
もちろん体調への配慮は必要ですが、ポイントさえ押さえれば、専用のマタニティウェアにこだわらず好きな洋服を楽しんで大丈夫!最近では、産前から産後まで着回しても違和感のない、お洒落で機能性もあるマタニティウェアも増えてきました。
- ウエストを締め付けないこと
- 肌に優しい素材を選ぶこと
- 夏のマタニティコーデはサラッとした肌触りや通気性のいい素材・デザインを
妊婦さんにとって暑い夏を乗り越えるのは大変ですが、これらのポイントに気をつけながら、ぜひ快適且つ楽しく、自分なりのお洒落を楽しんでみてくださいね。